Daiji256

赤・緑・青やシアン・マゼンタ・イエローの加法色

公開

僕は色について素人です。間違っていたらすみません。

はじめに

奥村先生がこんなツイートをしていました。

白が正答なのですが、黒の票が61.9%と最も多く期待通りの結果だったのではと思います。「CMYと聞いたら減法混色で黒になる!」と反射的に答える人が多いことが良く分かります。

問:R(赤)・G(緑)・B(青)を混ぜると、(ほぼ)白になります。では、同じ条件で、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(黄)を混ぜると、どんな色になるでしょうか? Haruhiko Okumura

Grok2の解説も期待通りの誤解をしていて嬉しいです。

Cyan, magenta, and yellow are subtractive primary colors used in printing, where mixing them ideally results in black due to the subtractive color mixing process, not white as with additive colors like RGB. The poll in the post reflects a common misunderstanding or curiosity about color mixing models, where many might expect a similar result to RGB, but in CMY mixing, the combination of all primary colors leads to a darker result, closer to black. In Japanese culture, manga often uses black and white for practical reasons like production speed and cost, which might influence how color theory is perceived by the audience of the post, given the cultural context of the poster. Grok2

解説

奥村先生の解説は加法混色と減法混色にあるので、ここでは色覚的な観点から簡単に解説します。

赤・緑・青を混ぜて白色になるということは、加法混色をしたことになります。なぜ、赤・緑・青を加法混色した場合に白色と知覚されるのでしょうか。

人には3種類の錐体細胞(L錐体、M錐体、S錐体)があり、それぞれ別の特性を持っています。錐体の反応が神経系で処理され色を知覚します。多彩な波長を持つ複色光では3種類の錐体が反応し、白色と知覚されます。赤・緑・青の加法色も同様の理由で白色として知覚されます。シアン・マゼンタ・イエローの加法色も白色と知覚されます。もし、シアンなどが複色光だとしても、最終的に各錐体がいい感じに反応していれば白色として知覚されます。

錐体細胞の波長特性

赤・緑・青の単色光の波長を625nm・535nm・465nm1として錐体の反応は次の表の通りになります2。赤・緑・青を中間混色3することで錐体の反応が平均的になったとします4。各錐体が反応していることから白色(明るい灰色)と知覚されることが想像できます。

Lの反応Mの反応Sの反応
赤(625nm)0.47990.08560.0000
緑(535nm)0.82570.96890.0081
青(465nm)0.08070.14450.7383
赤緑青の中間色0.46210.39970.2488

実験

残念ながら僕は赤・緑・青やシアン・マゼンタ・イエローの光源5は持っていないです。なので、RGBディスプレイを搭載するMacBookを用いて簡易的に実験します。

赤(#FF0000)、緑(#00FF00)、青(#0000FF)を交互に配置した画像を作成しました。

#FF0000、#00FF00、#0000FFが交互に配置された画像

これを暗い部屋で確認したところ、白色に見えました。一般的なRGBカメラで撮影した6場合でも白色になりました。加法混色(中間混色)により白色(グレー)になることを実感できました。

#FF0000、#00FF00、#0000FFが交互に配置された画像をディスプレイに表示し撮影した写真

同様に、シアン(#00FFFF)、マゼンタ(#FF00FF)、イエロー(#FFFF00)を交互に配置した画像を作成しました。

#00FFFF、#FF00FF、#FFFF00が交互に配置された画像

これを暗い部屋で確認したところ、RGBに比べ2倍程度の明るさの白色に見えました。これは奥村先生の解説の通りです。赤・緑・青の時に比べてちょうど2倍光っているので、当たり前です。やっぱり色々な光源を持っておきたかったなと思います。

#00FFFF、#FF00FF、#FFFF00が交互に配置された画像をディスプレイに表示し撮影した写真

最後に

色って難しい。

参考

  1. 奥村先生のツイート
  2. Grok2の解説
  3. 加法混色と減法混色
  4. CVRL Cone Fundamentals

脚注

  1. RGBディスプレイに近くなるように波長を適当に決めました。 ↩

  2. 有効数字は気にしていないです。温かい目で見てください、すみません。 ↩

  3. 各色を高速に切り替えるなどして視覚的に混ぜるなどの中間混色は、広い意味で加法混色の1つです。 ↩

  4. 実際には単純な平均値にはなりません。 ↩

  5. マゼンタの単色光は無いといえます。虹を見てマゼンタを感じる人は少ないでしょう。マゼンタは赤と青の複色光として扱われることが多いです。 ↩

  6. Pixel 9 Proの広角で、標準アプリで撮影しました。 ↩