就職活動体験記
はじめに
僕は22年卒の高専の専攻科生(大学相当)です。ITベンチャー企業を中心に就職活動をしました。それについてまとめます。
利用/登録した就活サイト
僕は以下の4つの就活サイトに登録しました。それぞれについて簡単にこれから説明します。マイナビやリクナビといったオーソドックスなサイトには登録しませんでした。単なる食わず嫌いです。
僕はほぼすべて、paizaを利用して就活しました。この中でpaizaが自分に合っていたからです。いろんな就活サイトを使うことをオススメします。
ちなみに企業を探すのがめんどくさいという人は逆求人をオススメします。学生は企業を探すのは初心者です。しかし、企業は学生を見極めるプロです。そのため、合格率が高く効率の良い就職活動ができると思います。
- paiza新卒
- 逆求人もあるが自分からも応募できる
- 競プロ系の問題を解くことでランクが付く
- ランクによって応募できる企業が異なる
- ランクが高いほどスカウトが多くなる
- ベンチャー企業が中心
- 東京周辺の企業がほとんど
- 企業数が少ない
- 100以上のスカウトが来た(質が低いのも含む)
- Wantedly
- 逆求人もあるが自分からも応募できる
イキったプロフィールを作成してスカウトをもらう- どちらかというと中途の方が強い
- 実績等がない凡人には不向き
- 給料や待遇が応募時にわからない
- 企業数が多い
- 10くらいのスカウトが来た
- OfferBox
- 完全な逆求人
- 診断ツールやプロフィールによってオファーが来る
- しっかりとしたメッセージとともにオファーが来る
- オファー数は少ない
- 企業数が多い(?)
- 50くらいのオファーが来た
- 高専Link登録
- 逆求人ではない
- 高専生専用の就職情報プラットフォーム
- 高専生に向いている企業が中心
- 企業数が少ない
- 結局使わなかった
プロフィールについて
就活(とくに逆求人)ではプロフィールが重要です。僕のプロフィールは↓のような感じで、とりあえず技術分野とアクティブって感じです。自己分析・自己アピールはできることが必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
学歴 | 電気、制御、情報系の高専-専攻科 |
研究 | 画像処理(少し深層学習) |
学会 | 就活時は0—1回、現在3回 |
英語 | できない(TOEIC 295) |
資格 | 無し |
言語 | C、C++、Python、Kotlin |
ツール | GitHub、Android Studio、Linux |
大会 | 技術-情報系の大会等で3回受賞 |
多分野の大会等で2回受賞 | |
その他 | Androidアプリのチーム開発 |
サイエンスZEROにちょっと出た | |
NEW EDUCATION EXPO 2021にちょっと出た |
就活の流れ
ここでは僕が行った就活のための行動記録をまとめます。表を見てわかる通り普通の人に比べて結構就活を早く始めました。理由は夏のインターンシップに行けなかったことと、新型コロナによる就職氷河期に備えたことです。コロナによって企業との面談・面接はビデオ通話が当たり前になりました。学校の空きコマ等を活用すれば十分就職活動は可能です。積極的に始めましょう。
受けた企業は、固定残業や手当を含めて初任給は300—450万円程度のIT業界だけです。内定承諾した企業は11月に内定を頂いた企業より給料は低かったですが、やりがいで選びました。
日付 | 行動 |
---|---|
2020/06 | paiza新卒に登録(Sランク) |
2020/09 | paiza:ベンチャー、1次不合格 |
2020/11 | paiza:ベンチャー、内定! |
2020/12 | 高専Link、Wantedly、OfferBoxに登録 |
2020/12 | Wantedly:メガベンチャー、辞退 |
2021/01 | AtCoder:IT企業1次面接パス権をもらうが使用しない |
2021/01 | paiza:メガベンチャー、2次不合格 |
2021/01 | paiza:ベンチャー、1次不合格 |
2021/02 | 直接:ベンチャー、アルバイト採用 |
2021/03 | OfferBox:大企業、会社説明会 |
2021/06 | アルバイト経由:ベンチャー、内定!、内定承諾 |
インターンシップにはマジで行け!
僕はコロナによって、夏休みは短くなる&集中講義が入るなどでインターンシップに行くことはできませんでした。幸いなことに、大会やコンテストでの入賞経験やアプリの開発経験があったことで面談時のネタに困りませんでした。
一般的に「僕は〇〇の勉強をしました」や「〇〇ができます」だけでは主張は不十分です。本当にやる気がある人は、もうやっています。結果があります。入賞経験、ポートフォリオは自己アピールには必要不可欠です。
インターンシップに参加することで、学校では学べないことを経験したり、ポートフォリオができます。能動的に活動したことをアピールするために、インターンシップに行きましょう。
ちなみ僕が経験した、競プロやAndroid、機械学習とは無縁のサーバー分野でもこれらの経験は評価されました。なぜなら新卒カードを持つ学生にはポテンシャルがもっとも大切だからです。ちょっと分野違いでも積極的にアピールしましょう。
メンタルについて
僕は早くに内定をもらい安心して、さらに能天気なので全然へこみませんでした。あと、書類選考はほぼすべてパスしていたので、書類で落ちる辛さを知りません。少し的外れかもしれませんが、自分の考えをまとめます。
↑の表を見てわかる通り、普通にいっぱい落ちます。中にはなぜ落ちたかわからない企業もあります。そうすると、「また次も落ちる」とか「自分は雑魚だ」と思うこともあるでしょう。
基本的に就活で落ちる理由は2つあります。
1つ目はスペック不足です。スペック不足の場合はほぼ書類で落ちます。面接でスペック不足によって落ちたときは、書類の内容を盛っただけでしょう。
2つ目は相性です。企業と学生には相性があります。楽しさを重視する、結果を重視する、仲間意識が大切などのいろんな要素があります。これがマッチしないとき落ちます。相性が悪いのに内定を貰ってしまい、就職したときに地獄を見ます。落ちて良かったと思いましょう。
嘘はオススメしない
これは完全に個人の意見です。嘘やめろ。僕は就活では嘘をつきません。
就活で使う嘘は色々考えられます。嘘をついて入社した場合、企業にいる間その嘘を真実にする必要があります。「〇〇の業務には関心があり、頑張りたいと思っています。」なんていった挙句には〇〇の業務をイヤでもやることになります。一番悪いのは自分でしょう。後悔したくなければ嘘はやめておくべきです。
まとめ
- 自信がないほどインターンシップに行くべき。
- しかるべきときに落ちる、気にするな。
- 嘘は付くな。