某ITベンチャーで約1年バイトした話
はじめに
某ITベンチャー(F社)でAndroidアプリエンジニアとしてアルバイトを始めて、気が付けば1年経っていました。4月からはそのまま正社員として入社するので、このタイミングで日記を付けたいと思います。ちなみに、僕は敬語ダメダメなので、変な日本語になっていると思いますが許してください。
現在(2022-03-01)、僕は高専の専攻科2年生(B4相当)です。IT企業を中心に就活をしているとき、縁があってF社でアルバイトして、そのまま内定しました。就活についてはここにまとめてあります。
F社との関係
F社は10歳くらい上の高専の先輩たちが作った会社で、何人もの卒業生がそこで働いでいます。そのこともあり、僕が通う高専ではF社の社員との特別な授業を受けることができました。僕もそれに2年くらい参加しました。僕が参加したときは、複数人の学生がAndroidやiOS、サーバーサイドを分担し1つのアプリを作ることをコンセプトとした授業でした。Androidスマホを使っているという理由でAndroidアプリの開発に参加しました。
僕の研究室の10歳くらい上の先輩もF社で働いています。授業での面識があり、研究室が同じで専攻科に行った点も同じです。こうした理由があって、指導教員を通して「Daiji君はF社受けないの?」という連絡がありました。
面接とか
最初のカジュアル面談で、「アルバイトしてみない?」と言われ即答で「Yes」と返事しました。アルバイトの選考(書類+面接)が終わり、去年の3月ごろからAndroidアプリエンジニアのアルバイトが始まりました。Androidアプリエンジニアを選んだ理由は、授業でやった経験があったからです。
ちなみに、本選考はアルバイト後にゆっくりと進んでいきました。
アルバイト振り返って
1年間をだいたい3つに分けて振り返ります。学業の関係もあり、1か月ほとんど何もしないときもありました。ざっくり伝われば良いと思います。
3—6月
F社では1か月のオンボーディング(研修)期間があります。オンボーディングは正社員1人がメンターとなり、色々教えてくれました。業務とは関係ないアプリ開発をしたり、会社で使うシステムについて説明を受けました。適当なAPIを使ったアプリを作ることが目標だったので、PokéAPIを使ったポケモン図鑑を作りました。
オンボーディングが終ると実業務するようになりました。最初はアプリの簡単なUIの修正とかでした。色々な人が書いたプログラムの一部を修正したり書き加える作業は、ワクワクしました。次々と簡単なタスクが出てきてそれを潰していく、ゲームのような感覚がありました。新しいプロジェクトで、素人でもできるタスクがいっぱいあり、いいアルバイトのスタートを切ることができました。
7—10月
7月くらいに違うプロジェクトに移りました。このプロジェクトは熟成されているため、ライブラリのアップデートやバグ修正が主な業務内容でした。アプリを維持するということは単調な作業なのに大変だと感じました。また、ライブラリやバグ修正ではドキュメントや他人のコードを読む時間が増えたので実務でないと得られないような経験ができたと思っています。
オフィスの机とかの組み立てなどの肉体労働もやりました。たまにやる運動は楽しかったです。
11—2月
MVVMについて本を通して学び直しました。MVVMは3月のオンボーディングでも触れていたのですが、改めて学んで良かったと思います。
また違うプロジェクトに移りました。ここでも主な作業はライブラリのアップデートとかでした。Java由来のコードをKotlinにする作業や、設計の修正などのリファクタリングが多かった気がします。設計は大切なのだなと感じました。
12月になり、Advent Calendarを書きました。3月に比べて圧倒的な成長を感じました。また、Advent Calendarを通してアウトプットできたことも良かったと思っています。
ここからは怒涛のCameraX改修作業です。並列で他の事もしていましたがCameraXの記憶しか残ってません。AndroidのカメラのライブラリのCameraXは最近安定版がでたばかりでアップデートが難しかったです。カメラ周辺のコードを丸々書き換えるくらい大変でした。また、その実装周辺が仕様通りに実装されていなく、仕様の確認や実装が大変でした。ライブラリの状況によってはアップデートが超大変であるということ、仕様を作り仕様を守るということがどれだけ大変か思い知らされました。
まとめ
単にアプリ開発と言っても色々な仕事があるんだなと感じました。就職前に色々経験できて良かったなと思います。色々な経験を与えてくれたF社に感謝しかないです。また、F社は明るく楽しい雰囲気で良かったです。4月からも頑張っていこうと思います。
最後に
卒論をちゃんと書け!卒業は確定していますが、学校に残す用の論文の執筆が終わってません。こんな備忘録よりやるべきことがあるんじゃないですかね。最後の学生生活もちゃんとしないといけないと思いました。